人工芝に雪が積もっても大丈夫?
寒~い冬の時期。スキーやスノーボードの季節。
雪国の日本ではほとんどの県で雪を見る事ができますね。
当店のある福井県嶺北では、日本海側ということもあり写真のようにそこそこ積もります。
人工芝の上も例外ではありません。
玄関や庭先、ベランダやカーポートなど、足を踏み入れる場所は雪かきをしなければなりません。
オフシーズンにサッカーやテニスなどのスポーツを練習したい場合もそうでしょう。
人工芝の上で雪かきをする場合、どのようにするとよいのでしょうか?
この記事では、雪が積もった人工芝のお手入れについてご紹介します。
人工芝は雪で劣化する?
天然の芝生、特に日本芝は冬になり気温が下がると「冬枯れ」という状態になります。
春になると新芽が出て緑に色づくものの、冬は枯れているように見えて庭が寂しい印象に。
寒い冬でも庭で常緑を楽しみたい方は人工芝がおすすめです。
天然芝の冬枯れ |
人工芝の常緑 |
では人工芝に雪が積もるとどんな影響があるでしょうか。
結論から言いますと、人工芝が雪で完全に埋もれても品質上問題ありません。
しかし、きちんとした人工芝の選定が条件となります。
- 人工芝の芝葉がポリエチレン・ポリプロピレンである
- 人工芝の裏面がポリウレタン加工されている
- 透水穴など水はけが良くなるよう対策がされている
ナイロンの芝葉は劣化が早く、庭のように敷きっぱなしの場所には不向きです。
人工芝の裏面が合成ゴムの場合、寒暖の差でゴムが裂けることがあります。
いっぽうポリウレタン加工の裏面は耐久性が高く、四季の気温差にも対応できます。
さらに透水穴がついている人工芝は水はけがよく、耐久性を保つ手助けとなります。
人工芝の上の除雪方法
使用する道具: スコップ、長靴、防寒具など(通常の雪かきと同じです。)
個人的にはアルミやプラスチックの角スコップだと使い勝手が良かったです。
~人工芝の雪かきSTART!~
下地が土や砂利の場合と違い、雪との境界がわかりやすく雪かきしやすいです!
普通の雪かきよりスピードが断然違い、本当にサクサク進んだので感動しました。
スコップで土や砂利をえぐったり、長靴で踏み散らかして雪を汚すこともありません。
雪が固い時には無理せずに。
無理にスコップを入れると人工芝が傷付き、劣化の原因となるのでご注意ください。
「でも折角ならキレイに雪かきしたいんだけど・・・」
ある程度の雪を取ったら水をまきましょう。
芝葉の中まで雪かきをしなくても、雪が水に溶けて流れていきます。
雪を溶かして流すことができるので簡単に雪を除去できます。
※雪を溶かすための水が凍ることがあるので気温や時間帯などに注意してください。
下地が土だと、土も流れてしまうので出来ない技ですが人工芝なら大丈夫。
雪と一緒に人工芝に付着した汚れも流せて一石二鳥です♪
水だけで落ちない汚れはブラシでこするときれいに落とせます。
ホースを使う場合は水圧を高めにせず、シャワー状にしてください。
雪かき後の人工芝がこちら!
多少雪は残っていますが十分に通れますし、緑も見えるので問題ないかと思います。
肝心の人工芝は芝葉も倒れず綺麗なままで安心しました。
「お手入れしているうちに他の汚れも気になってきた」
そんな時はこちらを参考にしてください。
↓ ↓ ↓
メンテナンスマニュアル
あくまで当店の人工芝の場合になりますがお手入れの方法をご紹介しています。
メーカーによって素材が違うため、詳細は各メーカーにお問い合わせくださいね。
DIYを検討されているなら
人工芝をDIYするなら下記の点に注意しましょう。
積雪のある冬の間、人工芝のお手入れがしやすくなります。
人工芝の選び方
透水性と耐久性に優れた人工芝をお選びください。
溶けた雪による水たまりができないので耐久性を助長し、雪かきも快適です。
気温差や、敷きっぱなしの状況に耐えられる素材の人工芝をおすすめします。
耐久性の違いには素材の違いが関係しており、人工芝の価格に現れやすくなります。
DIYに予定している費用と相談する必要がありますが、耐久性のある人工芝を選ぶようにしましょう。
初期費用はかかりますが頻繁な張り替えが必要なく、結果的に費用と手間の節約となります。
施工方法 ~傾斜地に人工芝を施工する場合~
傾斜地に人工芝を施工する場合、斜面の雪がずり落ちるのと同時に人工芝もずれる恐れがあります。
冬季の事故防止のため、人工芝を施工する際は接着剤や固定ピンで固定しましょう。
【現場別】
接着剤の選び方
まとめ
- 人工芝は芝生と違って常緑を楽しめる
- 人工芝は雪の下敷きになっても問題ない
- 雪が溶けるまで除雪しなくても大丈夫
- 下地が土や砂利よりも除雪しやすい
- 砂利のない真っ白な雪で遊べて危険が少ない
- 除雪後に水を流してお手入れ簡単
- 透水穴により水はけも問題なし
- 芝葉の倒伏はブラシで逆立てる
- カーペット状に置くだけではなく固定する
人工芝は低価格~高品質まで多くの種類が販売されています。
新たに人工芝をDIYされる方も、張り替えをされる方も、
人工芝の購入の際には冬の積雪も考慮に入れて人工芝を選んでみてください。
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