人工芝まるわかり!人工芝専門店が解説する人工芝の基本
目次
意外に知らない「人工芝」
人工芝とは、天然芝に似せて化合物で作られたものです。
出始めの頃は特有の「ビニールっぽさ」「安っぽさ」であまり人気がなく、庭や屋上にdiyなんて考えられないという方が多くいました。
そんな中天然芝にそっくりなリアル人工芝が登場し、diyブームやガーデニングブームに進出しました。天然芝と変わらないリアルなデザインかつ、天然芝より手入れや管理費用が少ないというのも人気の理由です。
庭だけでなく、ベランダ・玄関・ウッドデッキや屋上にも広く使用され、おすすめの人工芝ランキングが登場するほど今まさに旬のリアル人工芝。
この記事では、そんなリアル人工芝の施工やdiyを検討中の方に向けて人工芝の基本を解説しています。
選ぶポイント
リアル人工芝を選ぶポイントは見た目・機能性・施工性の3つです。
人工芝のリアルな見た目
リアル人工芝なので、まずは見た目がリアルでないと満足できません。
よりリアルな人工芝のパイル(芝)には、グリーンだけでなくブラウンのパイルを混ぜています。
さらにまっすぐな芝(ストレートパイル)と縮れた芝(カーリングパイル)を散らしてよりリアルに。
ビニールっぽいというデメリットはつや消し加工で対策。
リアル人工芝はこの茶色の芝、パイルの縮れ、つや消し加工が揃うだけで仕上がりが見違えります。
選ぶときはこだわってみるのがおすすめです。
人工芝の機能性
良い人工芝には色んな機能が備わっています。
まずは透水穴。この透水穴から水や湿気を逃がすので、庭や屋上にはもちろんベランダなどのコンクリートにも必要不可欠。
ベランダは排水設計がされているので、それを邪魔しないため透水穴が必要です。
そして、パイルには紫外線に強いポリエチレンが使われていると耐久性に優れ、更にUV加工もあれば色あせの防止にも繋がります。
さらに、人工芝の裏面はポリウレタンでコーティングされていると更におすすめ。ポリウレタンは水分や気温の寒暖差に強く、高耐久なので長持ちします。
他には難燃性や抗菌機能、静電気抑制機能があればより安心です。
人工芝の施工性
施工性とは、diyのしやすさになります。
人工芝は庭や屋上、ベランダやバルコニーのどこに施工するにしてもカットしてジョイントします。人工芝の裏面が合成ゴムだと硬くて重く、カットするだけで一苦労。
しかし裏面が柔らかい素材の人工芝だとカットもらくらくで下地になじみやすい。小まめに刃を交換すればダイソーやホームセンターのカッターで充分なので高級なカッターを買う必要がありません。
また、基盤シートの耳があらかじめカットされている人工芝なら手間も省けよりdiyにおすすめです。
おすすめの人工芝ふわふわターフ
実は、その3つが揃ったおすすめのリアル人工芝がふわふわターフ。名前にもある自慢のふわふわは天然芝を上回るほど。 リアル人工芝特有のチクチク感がなくお子様や犬が裸足で駆け回っても気持ちいい人工芝。
さらに芝のグリーンには4種類の色味を散らしツヤ消し加工済み。まっすぐなパイルと縮れたパイルを混ぜて見た目はまるで本物の天然芝。リアルさも高級感も満足な人工芝です。
そして、機能性も高い人工芝です。
パイルにはプラスチック等に使われているポリエチレンを使用。人工芝裏の基盤も洋服の装飾に使われるポリウレタンでコーティングし抜けを防ぎ、高い耐久性を保っています。(しかし車の乗り入れはおすすめできません。)
また、ホームセンターの価格の安い人工芝のパイルの形は平型が多く、ふわふわターフはC型です。(20mm以下の人工芝は倒れにくいので平型でもOKです。)30㎜・40㎜の長いパイルはC型にすることで芝が寝にくく起きやすい人工芝に。
もちろん透水穴もあるのでベランダにも庭にも最適。
固定しても人工芝の上から水を撒けるので綺麗が続きます。
さらに、diyの施工性も高い人工芝。
人工芝の基盤は柔らかくカッターで自在にカット可能。(ダイソーやホームセンターのカッターで充分カットできますが刃は小まめに交換してください。)あらかじめ耳部分をカットしているためジョイント部が目立ちにくくdiyが綺麗な仕上がりになります。
サイズも幅は1m、長さは3m、5m、7m、10mと豊富です。2m幅の人工芝もありますが、diyには小回りのきく1m幅がおすすめです。このように、見た目・機能性・施工性の揃ったリアル人工芝がおすすめです。
人工芝の気になる不安や疑問
次に、人工芝のよくある不安や疑問についてお答えします。
リアル人工芝は価格が高い?
リアル人工芝の価格は激安から高級まで幅広く、天然芝と比較すると人工芝の方が価格が高いイメージがあります。しかし「ふわふわターフ」の耐用年数は約8年、その間は簡単なお手入れのみ。
もちろん8年後に必ず張り替えとは限りません。天然芝は初期費用は安いですが、芝刈り・散水・草むしりと手入れが多く、手を離すとすぐに枯れてしまいます。
また、芝刈り機や散水機を揃えるとそれなりの価格になり、更に肥料代や目土・目砂代と考えると決して安くはありません。こういった管理費用がかからないのは人工芝の大きなメリットです。つまり、長い目で見れば人工芝の方が価格も安いということです。
ただ、庭から四季を感じたい人や庭の手入れから育てる楽しみを感じたい人には人工芝より天然芝がおすすめです。
人工芝を施工すれば雑草は生えない?
人工芝に防草効果はありません。
庭など下地が土の場合は人工芝の下に人工芝用防草シートでの雑草対策をおすすめします。
土の上に直接人工芝を施工すると透水穴から雑草が出たり、強い雑草は人工芝を持ち上げたりします。
また、防草シートを施工すると庭の水はけが悪くなるデメリットがありますが、当店の人工芝用防草シートは透水性もあり安心です。庭に施工する際は必ず人工芝用防草シートを敷きましょう。
人工芝を施工すると虫が湧く?
人工芝そのものが虫の原因になることはありませんが、雑草が虫を寄せ付けます。防草シートで雑草を予防しましょう。
また、人工芝の近くに植木鉢やプランターがあると虫が寄ってきます。虫避けハーブを植える、植物に影響のない防虫剤で予防するのやり方がおすすめです。
ホームセンターの人工芝よりブランドやメーカーの人工芝がおすすめ?
必ずしもブランドやメーカーの人工芝がおすすめではありません。
ホームセンターで販売している人工芝も良質なものはあります。カインズやコーナン、ニトリの人工芝をdiyしている口コミもあり、人工芝の人気ランキングも上位です。
しかしそれはほんの一部の人工芝。良質な人工芝はホームセンターでも安くはありません。
一般的に安く販売できる=原材料費が安い人工芝です。 つまり、安い価格の人工芝は耐用年数・耐久性が期待できません。値段か耐久性か、庭の環境や目的に合わせてお選びください。
人工芝には2種類あるけどどっちがおすすめ?
人工芝にはロールとマットがあります。庭など広い場所のdiyには転がして施工できるロール人工芝がおすすめです。当店のふわふわターフはロールタイプです。
マットタイプは一般的に30cmサイズの正方形で、パネルのように置いて施工します。ロールのようにカットすることは難しくジョイントを前提に施工する人工芝です。狭い場所におすすめです。
施工方法
人工芝の主な施工方法は、業者へ依頼・自分でdiyです。
人工芝は初めてでも簡単にdiyできます。ここでは人工芝を自分でdiyするやり方を解説します。
人工芝diy、まずは資材や備品の準備
人工芝の施工には資材や備品が必要です。
必要資材・備品 | 用途 |
人工芝を固定するもの | 庭など屋外の施工には固定ピン。バルコニーやベランダ、屋上などコンクリートの施工には人工芝用の粘着テープや接着剤が必要 |
人工芝用防草シートと防草シート固定ピン | 雑草対策です。庭(下地が土)の施工に必要(コンクリートには不要) |
ハンマー | 人工芝専用ピンの打ち込み用 |
スコップ | 下地の整地用 |
カッターやハサミ |
人工芝や防草シートのカット用(高級なものでなく、100均で充分)
|
チョークやマーカー | 人工芝や防草シートのカットの際マーキングに使います。 |
必要資材・備品 | 用途 |
人工芝を固定するもの | 庭など屋外の施工には固定ピン。バルコニーやベランダ、屋上などコンクリートの施工には人工芝用の粘着テープや接着剤が必要 |
人工芝用防草シートと防草シート固定ピン | 雑草対策です。庭(下地が土)の施工に必要(コンクリートには不要) |
ハンマー | 人工芝専用ピンの打ち込み用 |
スコップ | 下地の整地用 |
カッターやハサミ |
人工芝や防草シートのカット用(高級なものでなく、100均で充分)
|
チョークやマーカー | 人工芝や防草シートのカットの際マーキングに使います。 |
自宅にあればそれでOKです。なければビバホームやアイリスオーヤマ等のホームセンター、楽天やamazonなどで安い価格で揃います。
屋外への人工芝施工は下地が重要
下地を整える前に、まずは石や砂利などを除去します。雑草も抜き取り、スコップで地面を叩き固めましょう。足で踏んでもOKです。下地の整地が人工芝diyを左右します。できるだけ平らに整地しましょう。コンクリートの場合、上に積もった土や砂利を掃除してください。
人工芝専用防草シートの施工
防草シートを広げ、専用の固定ピンを打ち込み固定します。つなぎ目からの雑草を防ぐため、防草シートのジョイントは10cm以上重ねるのがおすすめです。コンクリートには雑草が生えないため不要です。
人工芝を広げる
人工芝を何本か並べる場合、芝目を同じ方向に広げてください。
庭を眺める場所に葉先が向くように敷くと綺麗に見えます。
人工芝カット
整地した下地に沿って人工芝にマーキングをします。
それに沿って裏面からカッターでカットします。
人工芝を固定
人工芝の周囲を50cm間隔でピンで固定します。
ジョイント(継ぎ目)は人工芝同士をまたぐように打ちます。
ジョイント部は人工芝用両面テープで人工芝と防草シートを更に貼り合わせることでより強固になります。コンクリートの場合、人工芝のジョイントが両面テープの中央にくるようコンクリートに印を付け、両面テープで固定します。
人工芝施工完了・仕上げ
人工芝が浮いていないかしっかり確認しましょう。最後に芝目を立たせて完成。
動画を交えて庭、コンクリートと別で解説しています。
ふわふわターフの施工事例も掲載しています。
砂利の上に人工芝を施工、室内にゴルフ練習場、庭へ人工芝をおしゃれにdiy。人工芝diy初心者の方でもプロ顔負けの施工事例です。
施工後のメンテナンス
人工芝は天然芝と比べ手入れの手間がなく長持ちします。しかし放置でいいわけではなく、人工芝の施工後も定期的な手入れが必要です。手入れといっても無料で手間もかかりません。人工芝の寿命を延ばす重要な作業なのでご覧ください。
人工芝のメンテナンスその① 芝を起こす
人工芝の芝を起こします。
芝が寝たままだと、庭の景観が悪くなるだけでなく透水穴にパイルが詰まり水はけが悪くなります。
ガーデンファニチャーなど人工芝の上に乗せている物は定期的に位置をずらすのもおすすめです。
人工芝のメンテナンスその② 掃除をする
掃除方法は簡単。難しい掃除は必要ありません。枯れ葉などを放っておくと虫が湧き、積もった砂や泥を放っておくと飛来した雑草の種が発芽するため、人工芝に積もった枯れ葉や砂は定期的に掃除をしましょう。透水穴のある人工芝は固定していても水洗いができるのでおすすめです。
これらを定期的に行うことで人工芝が更に長持ちします。
まとめ
いかがでしたか?
この人工芝の基本こそが人工芝を検討して選んでdiyすることに大切な知識です。もちろん、ふわふわターフでない人工芝の方にも参考にしていただけます。
ポイントを簡単におさらいしましょう。
- 人工芝は天然芝よりも手入れの手間が大幅に削減され、管理費用の面でもお得。
- 初期費用は高額に感じるが、長い目で見れば天然芝の価格よりも安価。
- おすすめの人工芝は「ふわふわターフ」
- 耐久性が高い人工芝、C型パイルの人工芝がおすすめ。
- 水はけ対策に透水穴がある人工芝がおすすめ。
- 施工前は下地の整地が重要。
- 庭への施工は雑草対策に防草シートを敷く。
- 施工後は定期的な手入れで長持ち。
当店のふわふわターフをdiyしたお客様の声も届いています。ぜひ参考にしてください。