人工芝で後悔するポイントは3つ!まとめと対策
庭やベランダのDIYに人工芝を選ぶ方が増えています。
それは、天気の良い日には庭で子供たちと遊んだり愛犬のドッグランになったり、庭でお家時間を楽しむことができるからです。
人工芝は施工場所を選ばないこと、そしてDIY後にかかる費用や手入れがほとんどかからないなど、天然芝と比較してもメリットがたくさんあります。
これが人工芝の人気の理由ではないでしょうか。
しかし、人工芝の人気が高まる一方で、庭に人工芝を敷いたことを後悔している人がいることも事実です。
では、人工芝の後悔とは一体何でしょうか?
それは「見た目の後悔」「耐久性の後悔」「費用の後悔」の3つです。
なぜ人工芝を敷いて後悔してしまうのか、3つの後悔についてれぞれ解説します。
こんなはずじゃなかったと後悔しないために、予めできる対策もお伝えします。
これから人工芝を貼ろうと検討している方必見です。是非ご覧ください。
見た目の後悔
まずは、人工芝の見た目の後悔について解説します。
人工芝を敷いた後に一番がっかりするのは見た目です。
人工芝の綺麗な庭を想像しているだけに、イメージしていた庭とDIY後の庭とのギャップが大きくて後悔します。
人工的な見た目に後悔
天然の芝生に近いリアル人工芝を買ったつもりなのに、庭にDIYすると人工的な見た目の人工芝。
例えば、太陽の光が芝に反射してテカテカ光って見えたり、芝1本1本が太くてチクチク痛い感触だったり。天然芝とは全く別物の人工芝に後悔します。 |
天然の芝生に近いリアル人工芝を買ったつもりなのに、庭にDIYすると人工的な見た目の人工芝。
例えば、太陽の光が芝に反射してテカテカ光って見えたり、芝1本1本が太くてチクチク痛い感触だったり。天然芝とは全く別物の人工芝に後悔します。
人工的な見た目に後悔しないための対策
人工芝の人工的な見た目に後悔しないための対策は、より天然芝に近い自然な芝色の人工芝を選ぶことです。
天然の芝生は季節の変化とともに芝の色が変わりますが、人工芝は選んだ芝の色が1年中変わることはありません。
だからこそ、より天然芝に近い自然な芝色の人工芝がおすすめです。
では自然な芝色とはどんな色でしょうか。
それは、緑の単色ではなく、濃い・薄いの緑色の他に茶色が混ざっている芝です。また、ツンツンとストレートに立ち上がる芝だけではなく、縮れたカールの芝が入ることでより自然な見た目になります。
そして、人工芝を選ぶ際はサンプルを取り寄せ、色合いや感触などを人工芝をDIYする場所で実際に確かめてみることをおすすめします。
DIYの素人感が出てしまう
人工芝のDIYは、DIY初心者の方でも比較的簡単にできます。 |
人工芝のDIYは、DIY初心者の方でも比較的簡単にできます。
ただしそれは、事前に人工芝の施工方法を調べてポイントやコツを抑えている場合です。
行き当たりばったりのDIYでは失敗してしまい、せっかくリアルな人工芝を選んでも台無しになってしまいます。
DIYで後悔しないための対策
DIYで後悔しないための対策とは、事前にDIYの手順を調べ、施工のポイントやコツを理解しておくことです。
DIYで特に大事なポイントは庭の下地づくりです。庭の下地作りは人工芝の見栄えを大きく左右する重要な作業です。
例えば、雑草が生えている庭であれば、まずは雑草を除去して凸凹を平らに均らして整地をします。
また、砂利の庭であれば、砂利を取り除いたり、取り除くことができなければ砂利の高さ以上に砂や土を投入したり砂利の凸凹を均します。
このような下地作りも基本的にはDIYで可能ですが、もしDIYで難しい場合は下地づくりだけを業者に依頼し、人工芝施工は自身でDIYするという選択肢もあります。
人工芝から雑草が生えた
見た目の後悔の最後の1つは、人工芝から雑草が生えることです。
人工芝を貼れば雑草は生えないと勘違いされている方や、雑草管理の手間を省くために天然芝から人工芝に貼り替える方がいらっしゃいますが、人工芝だけでは必ずDIY後に雑草が生えます。 |
見た目の後悔の最後の1つは、人工芝から雑草が生えることです。
人工芝を貼れば雑草は生えないと勘違いされている方や、雑草管理の手間を省くために天然芝から人工芝に貼り替える方がいらっしゃいますが、人工芝だけでは必ずDIY後に雑草が生えます。
それは、人工芝の継ぎ目からの雑草、人工芝のキワからの雑草、そして人工芝に空いている透水穴からの雑草です。
対策をしなければ、雑草の生長期である春~夏頃には人工芝が雑草に負け後悔します。
雑草で後悔しないための対策
雑草で後悔しないための対策は、人工芝を貼る前に人工芝専用の防草シートを貼ることです。
しかし、防草シートと言ってもたくさんの種類があるため是非こちらを参考になさってください。
防草シートを選ぶポイント
- 防草シートの上に人工芝をのせても破れない丈夫な防草シート
- 防草シートの織り目からの雑草が生えないように不織布の防草シート
- 光を通さない高密度の防草シート
防草シート貼り方のポイント
- 庭とコンクリートの境目は防草シートを少し立ち上げる
- 防草シートを並べて貼る時は防草シート同士を10cmほど重ねる
※ベランダや屋上など下地がコンクリートの場所に人工芝を貼る場合は防草シートは必要ありません。
耐久性の後悔
次に耐久性に関する後悔です。
耐久性とは人工芝の寿命に影響します。人工芝の寿命は8年~10年が当たり前だと勘違いして人工芝を購入した結果、2年~3年で劣化してしまったと後悔します。
では、具体的に耐久性での後悔を解説します。
人工芝がすぐに劣化した
人工芝のメインである芝は紫外線の影響を一番に受けやすく、素材によっては芝が変色したり芝が抜けたりと劣化のスピードの早さに後悔します。
また、人がよく通る場所は芝が倒れやすく、一度倒れると芝が元に戻らないことがあります。 |
人工芝のメインである芝は紫外線の影響を一番に受けやすく、素材によっては芝が変色したり芝が抜けたりと劣化のスピードの早さに後悔します。
また、人がよく通る場所は芝が倒れやすく、一度倒れると芝が元に戻らないことがあります。
人工芝の劣化の早さを後悔しないための対策
人工芝の劣化は使用している素材に影響します。
まず、芝の素材はポリエチレンやポリプロピレンを使用している人工芝を選びましょう。
また、芝は倒れにくく触り心地もチクチクしないC型に加工されている人工芝がおすすめです。
そして、紫外線による芝の変色を防ぐためにUV加工が施されている人工芝が安心です。
人工芝裏面の素材も重要です。ポリウレタン素材は耐久性だけではなく耐候性にも強いのでおすすめです。
人工芝にカビが生えた
人工芝にカビが生える原因は、人工芝を貼っている場所の環境も影響しますが、人工芝の水はけの悪さも影響します。
またカビだけではなく、ゴキブリなど虫が出たりする可能性もあります。 |
人工芝にカビが生える原因は、人工芝を貼っている場所の環境も影響しますが、人工芝の水はけの悪さも影響します。
水はけが悪い人工芝を貼ってしまうと人工芝に湿気が溜まりジメジメとしてカビが生えることがあります。
またカビだけではなく、ゴキブリなど虫が出たりする可能性もあります。
人工芝のカビや虫で後悔しないための対策
人工芝にカビが生えない対策は、必ず水を通す穴が空いている人工芝を選ぶことです。
そして、抗菌加工が施されている人工芝が安心です。
しかし、良い素材を使用したり機能性が多かったりする人工芝は価格が高くなります。
ですので、どんな機能をどこまで付けるかは、価格とのバランスを考える必要があります。
特に賃貸のベランダやすぐに貼りかえる予定がある場合は、耐久性なのか価格なのかどちらを重要視するかを考えて選ぶとよいでしょう。
費用の後悔
最後に人工芝の費用の後悔です。
人工芝は決して安い買い物ではありません。
ある程度は費用がかかることは分かっていたつもりでも、ここまで費用がかかるとは思わなかったと後悔するパターンがあります。
人工芝は初期費用が高い
人工芝は天然芝と比較すると初期費用が高いデメリットがあります。
ホームセンターで販売されている安い人工芝でも1㎡あたり1,500円~。それに比べ天然芝は1㎡あたり500円~ですので、芝生自体の価格を比較してもこんなはずじゃなかったと後悔します。
施工費用が高い
人工芝の施工を業者へ依頼した場合、施工費用の相場は1㎡あたり約5,000円以上。それに人工芝の価格が加わり1㎡あたり約10,000円以上。
さらに、庭の状況によっては雑草除去や整地にかかる追加料金が発生する場合があります。
ただし、そこは施工のプロ。施工が失敗する心配はありません。
費用で後悔しないための対策
人工芝の費用で後悔しないための対策は、業者に施工を任せる場合は必ず見積を依頼することです。
できれば庭を見てもらい、ご自身の庭に合った下地作りや整地にかかる費用をきちんと見積してもらいましょう。
それでも費用が高く感じる方はご自身でDIYされてみてはいかがでしょうか。
人工芝の施工は初心者の方でも比較的簡単にDIYができます。
もし施工方法や手順などご心配なことがありましたらお気軽にお問合せください。
人工芝を選んでよかったと思えるように
人工芝を貼った後の大きな後悔はこれまでご紹介した3つです。
その3つの後悔を事前に把握して対策をすれば人工芝で後悔することはないでしょう。
最後に対策をまとめます。
見た目の対策
- より天然芝に近い色合いのリアル人工芝を選ぶ
- 購入前にサンプル取り寄せDIYする場所で確認
- 人工芝を貼る前に防草シートを貼って雑草対策
- DIYのポイントは下地作り
- 庭の状況次第では下地作りを業者へ依頼してもOK
耐久性の対策
- 芝の素材はポリエチレンかポリプロピレン
- 芝の形は倒れにくくチクチクしないC型
- UV加工や抗菌加工が施されている人工芝
- 人工芝裏の素材はポリウレタン
費用の対策
- 天然芝と比較すると人工芝は初期費用は高いが手入れにかかる費用はほぼゼロ
- 業者へ施工を依頼する際は庭の状況を見てもらってから見積
- 人工芝施工はDIY初心者でも可能
人工芝を選んでよかったと思えるお手伝いができたら幸いです。